三味線の豆知識

胴の寸法と種類

三味線の皮 三味線の胴には長唄胴、五厘大胴、一分大胴、
五分大胴などの種類の胴があります。これらは胴の長手(胴の縦の部分)と短手(胴の横の部分)が、基準である長唄胴からどれだけ大きいかで分類されます。
長唄胴は長手が6寸5分(約19.5cm)で短手が5寸9分(約17.7cm)です。この長唄胴よりも長手・短手共に五厘(約1.5㎜)大きくしたものを五厘大、一分(約1.5㎝)大きくしたものを一分大です。また、胴が大きくなるに従って胴の厚みも増していきます。
棹と同じく胴の種類によって三味線の分類が変わってきますが(例:五厘大の胴は中棹に使う)、
こういったものにとらわれ過ぎず、ご自身の使いやすい三味線を選んでいただけたら良いと思います。

注釈:1尺=30.303㎝(約30㎝) 1寸=3,03㎝(約3㎝)1分=3.03mm(約3mm)1厘=0.30303mm(約0.3mm)